陳述書 私達を助けてください。
童恵娟
こんにちは。私は、中国の実習生 童恵娟です。
2005年8月21日に、裁縫の仕事のため、来日しました。
飛行機を降りて、すぐ大分県日田市に二週間のトレーニングを受けました。
昼は、7時間日本語の勉強をし、夜3時間ぐらい働きました。
9月4日にトレーニング終了後、長崎市にあるシーエス企画で、8ヶ月の研修を受けました。
その期間、夜も残業をし、残業代は300円/時間でした。その後、会社が破産しました。
2006年4月22日熊本市玉名横島町に来ました。会社の名は、有限会社シーエス企画のままです。
しかし、有限会社シーエス企画と有限会社ラ・メールの全従業員、研修生、実習生が同じ時間、
同じ工場内で仕事することが分かりました。
シーエス企画は、名ばかりで、存在しない会社です。私たちは、父親を社長、息子を工場長と呼びました。
ラ・メールの仕事は、非常に忙しくて、社長や工場長は毎日私たちに残業するよう要求してきました。
そして、私たちに手帳を配り、何時から何時までといるという形式で、残業時間を記入するよう言われました。
例えば、(19:00〜23:00) 300円/時間(研修生の時)、350円/時間(実習生の時)毎月の給料日は15日
(その後、2008年1月から25日に変更)でした。しかし、検査されるのを防ぐため、私たちは残業代の
明細をもらったことがありません。封筒の裏に、基本給と残業代の合計金額のみが書いてありました。
現在、社長は、私たちに未払いの給料があります(人によって金額が異なる)。そして、私たち一人一人から、
100,000円〜150,000円を借りました。社長を信頼したため、借用書を書いてもらっていなく、未だに、
返済してくれていません。
2007年10月下旬、社長はみんなを集め、ミーティングをしました。そこで、日本の労働法上、
実習生の残業代は、780円/時間ということが初めて分かりました。
社長は、「あなたたちに780円/時間を与えることは不可能だ。そうでないと、会社が倒産してしまって、
私が夜逃げしたら、一円ももらえないだけでなく、中国に帰させられる」と言いました。このように、
私たちを脅迫し、残業代の記帳方法を変えるよう迫りました(実際の残業時間4時間でも、2時間と記帳する方法)。
例えば、以前19:00〜23:00の場合、現在2時間(780円/時間)と記帳する。実際、私たちは変わらず390円/時間
しかもらえませんでした。
2008年4月29日に社長はまたみんなを集め、私たちの実習生に対し、契約書にサインするよう命じました。
その内容は、夜仕事をする時、「社長」が某会社から注文をもらい、私たちが働き、社長や工場長から残業する
よう命じたのではなく、彼らがただ私たちに機械、電気と場所を提供するだけということでした。
その本当の目的は言わなくても分かることです。
社長は、いろいろな手段で、JITCOによる研修生、実習生に関する検査を誤魔化しました。
例えば、残業する様子が見えないようにするため、私にシーエス企画のカーテンを二重に作らせたり、
すぐ逃げられるように警報器を設置したりしました。日本語の勉強でさえ、
検査の時にうそを言うための検査対策が目的になっていました。
最近、7月11日午前、JITCOの人がシーエス企画に検査に来た時、社長は事前に私たちに、
「土日休み、夜の残業無し、パスポートなどの証明書は、各自に保管している」と検査員に言うよう指示しました。
私たちは、彼らに怒られ、帰国させられるのが怖くて、本当のことが言えませんでした。
現在、私たちは勇気を出して、すべての事実を述べました。
私たちを助けてください。ありがとうございます。
2008年7月15日
童恵娟