コムスタカ―外国人と共に生きる会  

「神の子たち」上映会のご報告


四ノ宮浩監督によるドキュメンタリー映画「神の子たち」の上映会のご報告 

去る2001年11月、17日(土)18日(日)の二日にわたり、「神の子たち」の上映会を熊本市民会館、フコク生命ビル7階で行いました。たくさんの方々に見ていただき、感想をいただきましたので一部ですがサイト上で公開いたします。アンケートにご協力いただいた方にはお礼申しあげます。

アジア最大のスラムと呼ばれてきたマニラ市の北の巨大なゴミ捨て場「スモ−キングマウンテン」が、1995年11月にフィリピン政府により強制撤去された。ここでゴミを生活の糧として人々の一部は、この映画の舞台となるマニラ首都圏のケソン市パヤタスゴミ捨て場へと移り住んだ。現在パヤタスゴミ捨て場は第二の「スモ−キングマウンテン」とよばれている。
2000年7月10日に起きたパヤタスゴミ捨て場崩落事故が原因となり、その5日後、政府により、ゴミの搬入が中止された。ゴミ捨て場に住む人々はゴミ搬入が再開されるまでの4ヶ月間の間、生活の糧を失うこととなった。様々な問題を抱えるなか生まれる新しい生命、そして死。
この作品はそうした過酷な環境の中にありながらも、誇りを失わず、逞しく堂々と生きる住民たちの姿を克明に捉えたドキュメンタリー映画である。「神の子たち」映画のちらしより


わたしはこの映画を見て今、私たちがこの生活をふつうのことだと思っていたけど、あんなにまずしい生活を送っている人たちがいるのだと思いました。何が自分たちにできるのかを考えたいです。本当にありがとうございました。貧困の原因は何なのか?私たちの生活と対比していろんなことを考えました。何かできることを考えたい。ありがとうございました。
私たちの知らない現実を知り、大きなショックでした。同じ地球に住む人間として何をしたら良いか、考えさせられました。フィリピンの貧しい生活を始めて見せていただき胸が痛みました。私たちの生活を深く反省させられました。これからは私の生活を切り詰め少しずつ協力したいと思いました。子どもたちに一日も早く幸福を与えてくださるように祈ります。
この映画を見て感じたことはとても多いのだけれど、私はこの後も十分な食事が食べれて自由に勉強ができるのに、このフィリピンの人たちはできない現実が続くことが辛い。私たちにとってあたりまえにある事実が本当に豊かなことであることに気づけたと言うことだけでも見た意義があると思う。思っていた以上に現実をそのまま映していて、ショックな映像も沢山あった。私たちがいつも当たり前のように生活している状況は本当にごく一部の恵まれた環境なんだなと思った。どうにかしてあんな生活をしている人を少しでも減らせたらいいと思う。
このような現実を目にしていろんな人にも伝えたいと思う。日本の差を考え私たちには何ができるのか考えたい。またゴミ問題みんなが考えなければいけない。いろんなことが投げかけられている。