〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目2-14-402
須藤眞一郎行政書士事務所気付
2010年 電話での相談は、のべ数百件に及びますが、相談の解決へ向け、 具体的に取り組んだのは、70ケースです。
性別では、約7割以上が移住女性、2割弱が移住男性の問題の相談です。また、 子どもの問題(国籍取得、認知、養育費請求など)が1割弱ありました。
国籍別の相談は、フィリピン籍からの相談が約6割と一番多く、2番目が中国籍の3割弱ですが、インドネシア、パキスタン、タイ、スリランカ、ナイジェリア、ロシア、ペルー、コロンビアと相談者の国籍も10ヶ国と多様化しています。
地域別では、熊本県内が約8割を占めていますが、残り2割以上が、九州内の他県からや関東、中部地方や関東地方から、そしてフィリピン等の国外からとなっています。
相談内容としては、国際結婚の破綻などに伴う在留資格(ビザ)問題、国際離婚、DV(配偶者間暴力)、日本人配偶者からの遺棄(ネグレクト・遺棄)などの相談が、もっとも多いのですが、子どもの国籍取得や認知、養育費請求 就学、就職、非行問題などもあります。そして、賃金未払いなどの労働問題や、技能実習生・研修生問題、犯罪容疑や入管法違反容疑で逮捕され、拘置所や留置場や入管施設に収容中の外国人からの相談にあります。
これらの問題の中には、交渉では解決できず、裁判所での調停、審判、裁判となり長期化しているケースもあります。2010年中には、DV等による離婚訴訟4件、婚姻無効訴訟1件、子どもの認知訴訟1件、未払い賃金や慰謝料請求訴訟1件、子供の養育費の支払い請求訴訟の合計8件の訴訟が係争中でしたが、2011年3月末現在このうち7件が勝訴や勝利的和解で解決し1件が敗訴となって終了しました。
2010年は、フィリピン人技能実習生、新日系人、性的マイノリテイの人身取引被害者、インドネシア看護師候補者というこれまで相談を受けたことがなかった、全国的にも珍しい新たな問題に取り組み解決することができました。
相談ケースの内訳
総計 70件 ( うち、子どもの問題 5件)
性別 外国籍女性 53件 外国籍男性 12件 子どもの相談5件
国籍別 10ヶ国 フィリピン(40件)、中国(19件)、ペルー(3件)
インドネシア(2件)、 パキスタン(1件)、スリランカ(1件)、タイ(1件)、
ロシア(1件)、 ナイジェリア(1件)、コロンビア(1件)
地域別 熊本県内 58件 九州内 6件 中部地方 2件 関東地方 2件
国外(フィリピン)2件
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