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須藤眞一郎行政書士事務所気付
2025年3月31日 中島 眞一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会代表)
このインドネシア人留学生の卒業資格取消し問題は、第1,中九州短期大学側が卒業要件の単位について、64単位(うち専門選択科目45単位)の履修届を提出していたインドネシア人留学生が、卒業単位を満たす科目の履修変更を申し出たのに、「62単位以上あるので大丈夫」という説明をして、2単位削除する履修変更を行なわせていたこと、そして、教務課事務員及び担当教員(指導教員)は、インドネシア人留学生が「専門選択科目の中の1単位が不足して、卒業要件を満たさないこと」に気がつかず、指導も行わず、卒業式3週間前に突然「1単位足らない」として卒業資格を取消したことは、インドネシア人留学生が1単位不足になる過程において、大学側に大きな過失があります。
第2に、中九州短期大学では、「卒業時に単位不足(2科目、4単位以内)になった者に対して卒業再試験(実技認定指導)を行うことがある」(規則等 履修に関する規則 第8条 学生便覧35頁)と救済する規定があり、過去の前例にそってこれを適用して、日本人学生とともに、インドネシア人留学生も特別補講を受講させて、卒業資格を満たし卒業させることができたはずです。
しかるに、同様な単位不足にある日本人学生には特別補講を卒業式前に行い救済する一方、外国籍の留学生には救済措置をしないという外国人を差別する取り扱いを行っていることに大きな問題があります。
インドネシア人留学生に対して中九州短期大学は、学費の支払い等のお金の問題では厳しく連絡して催促して入る一方、「卒業資格要件」という留学生にとって大事な事柄について、誤った指導をしたまま放置し、その誤りを認めて訂正指導することも、是正して救済することもしない取り扱いをしており、留学生に対して、大学として行うべき充分な指導サポートを行わず、学費などお金をとるだけの存在としてしか扱っていません。
※ 中九州短期大学では、前例として過去30人以上の単位不足の学生(留学生を含む)に特別補講を受けさせて卒業資格を認め卒業させている。
その中には、2科目、4単位以上の単位不足の学生にも、特別補講を受けさせて、卒業させていたこともあった。
留学生RAYMONDO SUBIT SITUNGKIR(ライ モンド スビト シチュンキル 以下、「シチュンキルさん」という)さんは、2022年10月に「留学」の在留資格で来日し、中九州短期大学(以下、「大学」という)のグローバル教育センターで、半年間日本語を勉強した後、2023年4月から経営福祉学科の国際ビジネスコースに在籍して2年間勉強し、2025年3月14日に卒業予定でした。
2年生に進学後、2025年4月の履修届では、64単位(うち選択科目45単位)を登録して、授業を受けていました。
そのうち選択科目の「プログラミング演習」担当教員の授業は前期7名(日本人2名、留学生5名)が受講していましたが、内容が難しく日本人2名、留学生1名が履修をキャンセルし、4名の留学生だけ残りました。
そして、15回目の授業の時、プログラミング演習の担当教員から「これからこの授業はさらに難しくなる」といわれ、留学生らは「プログラミング演習」の履修をキャンセルすることにしました。
その結果、「プログラミング演習」の授業は、受講者がいなくなり後期15回分の授業は行われなくなりました。
シチュンキルさんは「プログラミング演習」の代わりになる科目に「データ分析」を選び、その授業を受講したところ、データ分析の担当教員から「受講を希望するのであれば、履修登録を事務局で行って下さい」といわれ、2024年9月上旬に事務局にいき、「プログラミング演習」を削除し、代わりに「データ分析」を追加する履修届の変更手続きを申出ました。
このとき対応した事務局の教務課事務職員は、シチュンキルさんに「あなたは、プログラミング演習を削除しても、単位数が64単位から62単位になるので、卒業単位数には達していますから、『プログラミング演習』を減らすだけで、『データ分析』を追加しなくとも大丈夫」といわれ、シチュンキルさんは安心して、『プログラミング演習』を減らすだけで、『データ分析』を追加しませんでした。
(他の3名の留学生は、『プログラミング演習』に変えて『データ分析』を履修する届を提出し、「データ分析」の授業を受講し、2単位を履修して、卒業資格が認められました。)
この時のシチュンキルさんの履修の変更作業は、教務課事務職員の目の前で登録の〇印を消し、そして、教務課事務職員に「62単位になりましたが、これで大丈夫ですか?」と尋ねました。
教務課事務職員は、用紙を受け取ると、「はい、総数が62単位ありますから大丈夫です」と答え、他には何も言いませんでした。
2024年11月最後の週に、シチュンキルさんは、坂本学長に「来年、卒業後研究生になりたいです。そして、もう一年ここで勉強したいです。なぜなら、私の日本語はまだまだですから、資格も取りたいので、ここで勉強を続けたいのです。」と伝えました。
すると、坂本学長は、「私はほかの先生がたと相談しますから、待っててくださいね」と言われました。
しかし、その後何回か坂本学長に回答を求めましたが、「まだです、もう少し待っていて下さい」としかいわず、その後も回答はなされませんでした。
後期試験の結果発表日の2025年1月21日に、「成績通知票(卒業要件)」(2025年1月20日現在 学長 坂本 哲朗)を大学の事務局の職員から日本人学生、留学生一人一人にわたされました。
その直後に事務局の職員から坂本学長が近くにいる状態で「62単位以上ある人は卒業できます。でも、卒業する前に学費を全部払って下さい。そうしないと、卒業できません。」といわれました。
2025年2月1日に同年3月14日の卒業式に参加するためインドネシアから両親が来るという連絡がありました。
そこで、両親のビザ申請のために同年2月3日に、大学の事務職員に、卒業式の案内状の発行をメッセンジャーでおねがいしたところ、「今、レイ(シチュンキルさんのこと)さん」の学費が1ヶ月分残っています。まだ払わないと卒業ができない状態です。お支払いが済んで、その案内状を渡すことが可能となります。担当の先生からのメッセージです。」という回答が送られてきました。
シチュンキルさんは、同年2月17日には学費の残額を支払いました。
留学生が支払ったときも大学の経理課事務職員は、「もう、終わりです。だから問題ないです。」といいました。
ところが、2025年2月20日夕方に教務課長(担当教員)から呼び出され、「あなたは、卒業できない、単位が足りていない。(全体の履修単位は、62以上で卒業要件を満たしているが、専門選択科目が44単位以上必要で、あなたは1単位不足している。
卒業のために来年前期だけ1単位分の授業を受けて下さい。学費は、1年分の半額の学費を支払って下さい」と突然いわれました。
教務課長(担当教員)は、「実はこの単位不足は、今日分かったことで、私もびっくりしています。大学の事務局のミスです、本当に申し訳ない」とシチュンキルさんに謝りました。
シチュンキルさんは、卒業できないことが納得できなかったので、2025年2月21日午前中、坂本学長、他3名の教員、が参加した留学生から事情を聞く場が大学内でもうけられましたが、坂本学長は、「今日はあなたの事情を聞くだけ、卒業についてどうできるかは、今日は回答できない」と言われました。
その後も、納得できなかったシチュンキルさんは、卒業できるように、坂本学長に何度もお願いしましたが、返事は「まだ、決まっていない」というものでした。
その後、シチュンキルさんと同様に、全体の履修単位は62単位以上あり卒業要件を満たしているが、専門選択科目の単位が不足している日本人学生がいることが分かりました、
しかし、この日本人学生には不足している単位を取らせ、卒業できるようにするため特別補講を3月上旬(3月3日から3月7日実施された)}に行われるとのことでした。
シチュンキルさんも「この日本人学生と同様に特別補講を受けさせてもらい、卒業させてほしい」と何度も坂本学長にお願いしました。
これが坂本学長から単位として認められれば、64単位、選択科目45単位になり卒業資格を満たしました。
そのたびに、坂本学長は「検討中」としかいいませんでした。税理事務実習担当教員の配慮で、卒業のための特別補講(「税理事務実習2単位」)を日本人学生と共に受講しました。
その受講中の2025年3月5日に坂本学長から担当教員に電話で、「これまで卒業させる方法がないか検討したが、卒業できないという結論となった」という回答がありました。
しかし、これを聞いたシチュンキルさんは、特別補講を受けて2単位分の補修を終了しました。
そして、「インドネシア留学生の卒業のための救済措置を求める」署名を、熊本県八代市民などを対象に集め、数日間で500名ほどの署名が集まりました。
3月上旬になり、インドネシアから両親ら親族が、卒業式に出席するため来日しました。
2025年3月10日午後2時から、熊本県政記者会見室で、留学生と支援団体としてコムスタカー外国人と共に生きる会中島代表が参加して記者会見を行い同日、熊本県内のテレビニュース、SNSやインターネットを介して全国に広く報道されました。
また、卒業式前日同年3月13日午後に、「インドネシア留学生の卒業のための救済措置を求める」との署名約500名分を、坂本学長に手渡しでシチュンキルさんが提出しました。
しかし、同年3月14日の中九州短期大学の卒業式には、シチュンキルさんは卒業が認められなかったため、出席しませんでした。
インドネシア人留学生シチュンキルさんと日本人学生の2名が、総単位数62単位以上を満たしているが、選択科目44単位以上を満たしていないことに、大学の事務局が気づき、学長以下教員にしらされたのは、2025年2月20日の卒業資各判定教授会の場であり、この2名には、事前に本人に全く連絡していなかった。
2月20日の卒業資格判定教授会では、単位不足のこの2名に、特別補講を実施して卒業できるようにするかどうか、賛否が分かれ議論になった。
シチュンキルさんにも日本人学生と同様に特別補講の受講を認めて、卒業資格を与えるベきであるという賛成論と、日本人学生には、2024年度の履修届に「税理事務実習」を履修するという○がついていたが、シチュンキルさんには、履修届に○をしていないので、不足する単位を補う特別補講を受けさせられないという反対意見に分かれたが、反対意見が多数を占め、日本人学生には、単位不足を知らせ、特別補講の受講をさせて卒業させるが、留学生のシチュンキルさんには、卒業資格は認められない」という意見となった。
しかし、学生の卒業資格の認定は、学長の権限であり、教授会は、あくまで協議機関で、学長に意見を述べることができるだけなので、坂本学長は、シチュンキルさんからも事情を聞いて検討することになりました。
2025年2月21日午前中に、坂本学長、他3名の教員が参加した留学生から事情を聞く場が大学内でもうけられましたが、留学生のシュチンキルさんは、これまでの経緯、「昨年9月に履修届を変更する際に、大学の事務局の職員から62単位あるので卒業できると聞かされ、それに従った、2月20日まで一度も、1単位足らないので卒業できないという説明はなされていなかったこと、卒業できるようにしてほしい」と涙を出して何度も訴えましたが、坂本学長は、「今日はあなた(シュチンキルさん)の事情を聞くだけ、卒業についてどうできるかは、今日は回答できない」という態度でした。
2025年3月3日に、この問題で中九州短期大学の臨時教授会が開かれ、「1単位不足となったシチュンキルさんに履修登録をしていない科目の特別補講を認めるか議論となりましたが、これにも賛否が分かれ、坂本学長が「何かいい方法があるか今後も検討する」という状態で結論がでませんでした。
そして、2025年3月5日午前中に坂本学長が、担当教員に電話し、「シュチンキルさんの卒業は認められない」と決定を伝えました。
これを伝え聞いたシチュンキルさんは、坂本学長に面会して、「サポートをお願いします」と懇願しましたが、坂本学長の回答は変わりませんでした。
※出典 2023学生便覧より 中九州短期大学ホームページ
A,学生便覧 P.13
V 学科の教育目的・目標 V.大学での教育(3)指導教員について
「指導教員とは。学生の皆さんが、学生生活をサポートする教員です。履修・履歴についての指導や助言、提出書類についての認証、進路について指導・助言、その他必要と認められる場合の事項について指導を行います。
B,学生便覧P.19
W 中九州短期大学学則
第十二条 卒業に必要な単位数は62単位以上として、その内訳は次の通りとする
(1) 教養科目 幼児保育学科 8単位以上
経営福祉学科 8単位以上
(2) 専門教育科目 48単位以上※(必須4単位、専門選択科目44単位)削除 P.19 第十二条には記載がないため
第十三条 単位を修得するためには履修登録を行なわなければならない
2,履修に関する催促は別に定める
C,学生便覧P.20
第十七条 教授会は、学長が本学に通算2年以上在学し、第十二条の単位を取得したものに対して卒業の決定を行うに当たり、意見を述べるものとする。
2,学長は卒業した者に本学学位規定の定める所により、短期大学士の学位を授与する。
D,学生便覧P.30
経営福祉学科授業科目一覧表(令和5年度 経営福祉学科1年)に「国際ビジネスコース 選択科目8単位以上 必修科目4単位かつコース選択必修科目44単位以上 小計48単位以上 合計 62単位以上」」の記載が小さく書かれている。
E,学生便覧P.32
経営福祉学科授業科目一覧表{令和6年度 経営福祉学科2年}
「国際ビジネスコース 教養科目の選択科目8単位以上、専門教育科目 必修科目4単位かつコース選択必修科目44単位以上 小計48単位以上 合計 62単位以上」」の記載が小さく書かれている。
F,学生便覧 P.34
Z 規則等
履修に関する規則
第1条 学生は教養科目・専門教養科目の中から所定の科目を履修しなければならない。
第2条 学生は、前期・後期の所定の期日までにこの履修細則にしたがい、その年度において履修しようとする授業科目について履修登録を行わなければならない。
第四条 卒業するためには前条に従って決定された単位を少なくとも62単位以上を習得しなければならない。
第五条 教養科目8単位以上、・専門教育科目48単位以上を習得しなければならない。
E、学生便覧P.35
第八条 卒業時に単位不足になった者に対し、卒業再試験{実技認定指導を含む}を行うことがある。実施科目は学長が認めた科目のみとし、卒業再試験の実施科目数は2科目以内、卒業再試験にて認定可能な単位数は、4単位内とする。教授会は、学長が卒業再試験の実瀬の要否、実施科目についての決定を行うにあたり、意見を述べるものとする。
第九条 追試験・再試験・実技認定指導・卒業再試験の実施を希望する学生は、所定の期日までに教務課に申請書を提出しなければならない、追試験・再試験・実技認定指導・卒業再試験の時期及び方法はその都度定める。
F 学生便覧 P.65
\ 事務局
(3) 履修登録 A 履修登録
以下の文書は、インドネシア人留学生RAYMONDO SUBIT SITUNGKIR (ライ モンド スビト シチュンキル)さんが、インドネシア語で作成した文章を日本語に翻訳して、2023年2月25日に坂本学長に直接手渡ししたものです (原文に記載された個人名を坂本学長除いて、匿名・役職名に変更として記載してあります。
前期のプログラミングは、日本人2名、留学生5名が受講していました。
この授業の2回目の講義のとき、日本人の2名の受講者は履修をキャンセルしました。
そして、Aさんも7回目ぐらいでこの授業を受けなくなりました。その結果、留学生は4名になりました。
この4名は15回まで受講しましたが、この15回目の授業のとき、「これからこの授業はさらに難しくなります」と説明され、私たち4名の留学生は履修をキャンセルすることを決めました。
そこで、プログラミングの代わりとなる科目として、私が選んだ科目は『データ分析』でした。
データ分析の授業を受けた1回目の時、に教務課長(担当教員)から、「どうしてこの授業を受けますか?履修登録はされていませんよ。受講を希望するのであれば、履修登録を事務局で行ってください。」と言われました。
この時点で私の履修科目の総合単位数は、64単位となっていました。
私は、事務局へ行き履修の変更手続きを行いました。(削除及び他の科目等履修のための変更を含む手続きのため)プログラミンを消し、データ分析を登録するためでした。
しかし、この時の事務の担当者の教務課事務職員は、変更手続きを行っているとき、プログラミングを削除しても、64が62になるので、卒業単位数には達していますから、データ分析を追加しなくても、プログラミングの科目を減らすだけで大丈夫だと説明してくれました。
この説明を聞いて私は安心しました。それで、プログラミングを減らすだけにして、データ分析の新たな追加履修はしませんでした。
この時の履修の変更作業は、教務課事務職員さんの目の前で登録の〇印を消し、そして、教務課事務職員に「62単位になりましたが、これで大丈夫ですか?」と尋ねました。
教務課事務職員は、用紙を受け取ると、「はい、総数が62単位ありますから大丈夫です」と答え、他には何も言いませんでした。
11月の最後の週に入ると、日本語指導の先生から「卒業後はどうするの?就職ですか?それとももう一年研究生で残りますか?」と言われました。
私は「研究生できるのですか?」と尋ねると、「通常はできていたのですが、来年度は確認しないと分からないので、聞いてみてください。」と言われました。
なので、私は次の日に、坂本学長先生に尋ねに行きました。先生の部屋を訪ねていくと、大変喜んで親切に受け答えしてくださいました。
「どうして私のところに来たの?何かあったの?うれしいな。」と言われたので、「来年、卒業後研究生になりたいです。
そして、もう一年ここで勉強したいです。なぜなら、私の日本語はまだまだですから、資格も取りたいので、ここで勉強を続けたいのです。」と伝えました。
すると、坂本学長先生は、「私はほかの先生がたと相談しますから、待っててくださいね」と言われました。一週間後、再度、先生の部屋を訪ねました。
けれども、「まだです。もう少し待っていてくださいね」と言われました。
12月に入り、私はまだ研究生の件の返事を坂本学長先生からもらっていないので、3回目先生を訪ねましたが、3回目も「まだです。待っててください、今日は授業があります。」と言われました。
4回目は2階の階段の上り口で坂本学長先生に声をかけて尋ねました。その時の返事は「今日、会議がありますので待っててください。」と言われました。
私はこの会議できっと返事が貰えるのだろうと期待しました。
それから、一カ月が過ぎました。返事はずっとありませんでした。
後期試験の結果発表の日の1月21日火曜日14:45分。
留学生と日本人の学生は事務局のスタッフから手渡しで成績表を一人一人受け取りました。そして、その直後、事務の担当者から説明がありました。
「62単位以上ある人は、卒業できます。でも、卒業する前に学費を全部払ってください。そうしないと、卒業できません。」と言いました。
この直後、日本人学生のBさんが「先生、62単位の人は卒業できますか?」と聞きました。事務の担当者は「はい、できます。安心してください。」と言いました。
Bさんの横に立っていた坂本学長先生は、「セーフですね。良かったですね」と言いました。留学生も日本人の学生もみんな喜びました。
私は、この成績発表の結果もうれしかったのですが、気になっていた研究生の返事ももらえるのだと思い期待していましたが、そのことは、何も言われませんでした。
2月1日、卒業式に両親が出席するという連絡を受けました。
それで、私はメッセンジャーで、2月3日に事務職員に卒業式の招待状をお願いしたいと伝えました。その時の返事の画像を添付します。
ここで経理課事務職員が、私に告げているのは、授業料の残額をお願いすることだけです。確認しましたが、あなたは授業料の支払いが残っているため、この事が原因で卒業ができない状態に今あると書いてあります。
注目していただきたいのは、@事務局の卒業を理解できるスタッフに確認をしていること。A授業料の未払いが残っているため、この未払いが原因で卒業できる状態にはなっていないということ。B残額を支払えば、案内状を渡すことができる。という点です。
つまり、この時点で私の問題は、授業料の未払い分が残っているということだけだったということです。
2月17日(月)学費の残りを全て支払い終わったので、卒業を確定させたと思った。
この支払った時も、窓口で事務員の経理課事務職員は「もう、終わりですね。だから問題ないです。」とはっきり私とCさんに向かって言いました。私たちは、心から安心した。
ところが、2月20日18時16分、私は教務課長(担当教員)から急に大学に呼ばれました。
何か重大な問題を伝えなければならないらしく、直接学校へ来てから説明しますということで、私は大学へ向かいました。
大学に到着すると、まず最初に税理事務実習担当教員の研究室をノックしました。そして、実習担当教員と一緒に教務課長(担当教員)の部屋を訪ねました。
教務課長(担当教員)が言うには@私は卒業できない。A単位は足りていない B卒業のために来年度前期だけ1単位分授業を受けてください。学費は一年分の半額を払ってください。と言われました。
私は目の前が真っ白になり、何も考えられなくなり、日本語がわからなくなってしまったのだろうかと思うほど、“卒業できない”の意味が理解できなかった。
教務課長(担当教員)は、実はこの単位不足は今日分かったことで、私もびっくりしています。大学の事務局のミスです。本当に申し訳ない。と深々と謝っていらっしゃったが、何のことか、さっぱり理解できない状態だった。
私は、「卒業させてください。なぜなら親も来ますので、困ります。チケットも買いました。ホテルも予約しました。お金もすべて払い終わりました。」
しかし、教務課長(担当教員)の返事は「それは早くキャンセルしてください。」という返事だけだった。思考回路は一瞬、止まってしまった。
2024年9月から2025年1月21日の結果発表まで教務課事務職員は一体何をしていたのか、私に問題があるの? 私の問題ですか? なぜ今になって卒業を覆すのですか? あんなに何度も確認して、明らかに私は卒業できると、みんなが認めてくれてたはずなのに、なぜ今日になって、それは大学のミスでした。すみません。謝りますから、授業料を半年分はらって、1単位とってからEさんのように9月に卒業してください。って何ですか?
私の頭の中は、日本語がわからなくなったのかなと疑う状態でした。
私が言いたいことは、どうして、この問題は今日になったのですか?
半年間も時間があったにも関わらず、事務局は何をしていたのですか?単位の事は、私が事務局で確かめた限り、学費の残額の支払いだけで、そのほかは何もなかったと認めていたではないか。
彼らは私をだましたのですか? 先にお金を取ってから、大学を辞めるとか続けるとか決めさせるためだったのですか?
もし、卒業できないと先に言えば、私がお金を払わないことを用心して、それを防ぐために、先に支払いを済まさせて、重要なことをあとで伝えるということですか?
私が外国人だから、卒業できないと分かったら、これまで退学した人たちが、未払いで帰国してしまっていることは、知っていたから、私もそうすると思ってからのことだったのだろうか。
教務課事務職員を含む事務局の仕事は一体なんですか?たった5名しかいない外国人の世話もきちんとできないのですか?そんな杜撰な仕事しかできない人たちなのですか?
9月から2月20日になるまで、遊んでいたのですか?信じられないミスです。何百人も学生がいる大きな大学だったとしたら、少しはそういうミスもあるかもしれないと考えますが、たった5人しか2年生の外国人はいません。
そのたった5名のお世話もきちんとできない人なのですか? 何が原因ですか?どうすればこのような大きなミスになるのですか?そして、その大学の大きなミスを、なぜ私が責任を取らなければならないのですか?
こうなると、私は意図的に、外国人から余計にお金を搾取するために、やっているとしか考えられなくなり、大学のスタッフの大半を信用することはできない。
私から多くのお金を取るために、わざとこのようにだましているのかという疑いが、止まらなくなります。
そんなに重大なことであれば、私は、自分の母国語で説明を受けたかった。または、通訳を入れて話をしたい。この2年半、一度もインドネシア語の通訳も母語での文書説明も受けていない。こんなに大事なことを正確に理解できなかったのは、私の責任ですか?
私は、一度も通訳も、インドネシア語の説明文ももらっていないため、日本語で精一杯頑張って事務局と話をしていました。事務局の人たちが言ってることは、何度も確認を取ったり、他の留学生からも説明を受けたりしながら、自分なりに正確に失敗しないようにしていたつもりです。
けれども、ここにきて、このような大きな失敗が発生するとは、信じられません。
私は、これから先は、通訳を介して大学の関係者と話がしたい。インドネシア語で話すのなら、100%正確に理解できるから絶対間違えないからです。
大学は、大学の失敗を私の責任にしました。私はそう思っています。
そんな大学と今後は、通訳を介してしか話はしたくありません。私はまだN4です。N4の人は通訳が必要です。通訳をお願いします。
そして、もう一度、9カ月前の履修届を出すところから経緯の説明を、インドネシア語で説明してほしい。何をしたのか、何をしなかったのか。誰の責任なのか、誰が悪いのか。私はどんな悪いことをしたのか、私が本当に悪い原因なのか。それを通訳を介してはっきりと解明したい。この学校にはタイ語は通訳がいますが、インドネシア語の通訳はいません。そして、インドネシア語で大切なことを書いた文書での説明ももらったことも一度もありません。母語での説明を事務局から受けたこともありません。いつも「わかった?わかった?大丈夫?」とそんな言葉ばかりで、本当は全部はわかっておらず、他の留学生で日本語が理解できる友人にいつも手伝ってもらっていたのが現実です。丁寧に事務局の人に説明などしてもらった事実は2年半ない。
自分の仕事に100%責任を持てない仕事をする人が、留学生にとっての重大な仕事を請け負うのか、私には理解できません。どんなに教務課長(担当教員)が謝っても、それは大学のミスですから、私はその謝りを受入れることなどできません。それが私の返事です。
私は悪くない。職務を怠慢していたあなた方が悪い。私はそう考えます。
なぜ彼らは自分たちの仕事に不備がないか最初に確認せずに結果や発表をするのか。
そして私が一番聞きたいのは、なぜ大学がこの件について責任をとらないのかということです、
坂本学長先生がHPに公開している、下記の文章はいい加減な内容なのでしょうか?
大学がどんなに言い訳しても、公開しているからには、それは責任を果たすべきことです。
私が受けて当然の支援やサービスはこれまで万全など尽くされていない。
これこそが大学にとって大問題であり、私は差別されているとしか思えません。
タイ人は通訳できる人が大学に入るのに対して、インドネシア人はいない。
母語での文書も毎回準備されていない。
タイ人はタイ語で書かれた文書をもらっていたことを私は何度も見ました。
けれども、インドネシア人のためのインドネシア語の文章など見たことはありませんし、もらってもいません。
どうしてでしょうか。これは大きな問題になります。
こういうことが、今回のミスの要因なのではないですか?なぜなら、私が悪いと大学は言っているからです。
私がきちんとルールを理解していないというからです。
ですが、大学は私に対して通訳も母語での説明もしていないのが事実ではないですか?
私はN4しか資格がありません。そんな学生が日本語だけで、また丁寧に詳細がわかるような説明など受けずに、正確に完ぺきにルールを理解しろという方が無理があるのではないでしょうか。
坂本学長先生のHPの公開文章は他の学生にだけ当てはまるのでしょうか、この文は私には当てはまりませんか、もし私に当てはまったら、なぜ彼らは私を助けたり、私に連絡したりしないのですか、この文が私に当てはまらないなら、これはすでに差別です。
彼らは私を助けたり、サポートすることに注意を払わず、私が支払うお金だけを求めており、大学は私に対して何の責任も取りません。
これが日本の大学の仕事ですか?これは非常に差別的であり、大学は嘘つきです。
なお、令和6 (2024) 年度入学生を含むすべての学生が卒業するまでの間は、これまでと同様に学生支援に万全を期す所存です。
また、卒業証明書発行等の続きに支障が生じないように適切に措置を講じます。今般の決定につきましても何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
これはSNS上で公開されている坂本学長先生の言葉であり、その掲載者である坂本学長先生は実際に起こったことに対する責任は何一つ負いません。
留学生の私の責任にして、自分を守るだけの逃げている人です。無責任な人です。
私はこの坂本学長先生に裏切られ、心から傷付き、日本人を信じることを難しくさせられました。特にこの大学の坂本学長は恐ろしいとしか言いようがありません。
「支援に万全を期す」とは、支援に細部まで注意を払い、万全の状態を保つことを意味します。
【解説】
「万全」とは、完全で少しの手落ちもないこと、きわめて完全なことを意味します。
「期す」とは、前もって期限や時刻を定める、期待する、心に誓う、約束するなどの意味があります。
「万全を尽くす」とは、計画段階から実行、フォローアップに至るまで、細部にわたる注意と努力を惜しまないことを意味します。
この大学から受け取ったものは、非常に差別的です。
2025年2月25日
RAYMONDO SUBIT SITUNGKIR
〒862-0950
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須藤眞一郎行政書士事務所気付
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