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コムスタカ―外国人と共に生きる会 Kumustaka-Association for Living Togehte with Migrants

〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目2-14-302

須藤眞一郎行政書士事務所気付

死体遺棄罪で起訴された技能実習生リンさん無罪のための第二次寄付金のお願い

 ベトナム人技能実習生(レー・ティー・テュイ・リンさん、以下、リンさん)は、2020年11月19日に死体遺棄容疑で熊本県警に逮捕されました。 そして、同年12月10日に熊本検察庁により同罪で起訴されました。 約2ヵ間警察署で勾留されていましたが、2021年1月21日に、保釈金200万円で保釈が認められ釈放されました。 保釈が実現したことで、弁護側が、リンさんの意思により、有罪を認めて情状酌量による執行猶予を得る方針から無罪主張へ方針を変えたため同年2月2日の刑事裁判の第一回公判は、裁判所の職権で取消しとなりました。 2月12日無罪主張を受け、裁判所は公判前整理手続(証拠や争点整理)を行うことを決定しました。 この刑事裁判で、無罪を認めさせていくために、2名を増やして3名の弁護士で弁護団を構成することになりました。

 検察官の取調べや遺体の解剖結果によると、リンさんは、2020年11月15日中双子を出産しますが、死産か、直後に死亡というものでした。 リンさんは泣き声もなく反応しない双子に名前を付け、弔いのことばを書いたメモを入れて、部屋にあった2つの段ボールを二重にしてその中にタオルにくるんで遺体を入れ居室のキャスター付棚の上にその段ボールを安置していました。 翌日午前中に、雇用主が呼びに来て病院へ連れていかれます。 出産後から病院へ連れていかれるまでのその24時間ほどの行為が、死体遺棄罪に問われています。 この事件は、そもそも、死体遺棄罪が本件に適用できるのかという問題と共に、この事件の背景には、帰国させられることを恐れて妊娠・出産を相談できない技能実習生の抱える問題及び、孤立出産する女性、特に死産の場合への刑事罰の適用の可否という重要な問題があります。

 リンさんは、従前の実習先が「マスコミが取材に来て迷惑する」として継続的実習を断られたため、新しい実習先を見つけ、転籍の手続きをへて技能実習を再開しました。 リンさんは、技能実習を継続しながら、刑事裁判の被告人として無罪を主張していくことになります。 リンさんへの支援金は、2020年12月中旬から2021年2月10日までの約2カ月間に63名の方々からく約75万円の寄付金が寄せられました。 刑事裁判で、無罪を勝ち取るために弁護士の拡充や裁判の長期化に伴う裁判支援のために、今後ともさらなる寄付金を募っていきます。

        

追記 2022年1月19日福岡高裁で、控訴審判決(懲役3月 執行猶予2年)の有罪判決が言い渡され、この判決を不服として、無罪判決を求めて同年1月31日に最高裁判所に上告しました。

再追記 2022年12月7日、最高裁判所は2023年2月24日(金) 午後3時から、第二小法廷で弁論を開くことを決定し、通知してきました。これにより、リンさんの死体遺棄事件は無罪へ向けて大きく前進することになりました。

 リンさんの刑事裁判への支援の寄付金呼びかけは、継続して行っています。

ご賛同いただける方は、以下の送金先口座に寄付をお願いします。

銀行支店名 熊本銀行 下通支店(くまもと ぎんこう しもとおり してん)
口座の種類 普通
店番 004
口座名 コムスタカ ガイコクジントトモニイキルカイ
口座番号 2199289

呼び掛け団体 コムスタカ―外国人と共に生きる会(代表 中島眞一郎)
連絡先 〒862−0950 熊本市中央区水前寺3丁目2―14−302 須藤眞一郎行政書士事務所気付
Eメール groupkumustaka@yahoo.co.jp

リンさんの最高裁上告審に関する資料

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