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須藤眞一郎行政書士事務所気付
2025年1月21日 中島 眞一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会)
2025年1月15日{水)午前11時に、福岡地方裁判所刑事第4部書記官室に、グエットさんの無罪判決を求める追加署名約1000筆(累計で1万5000筆をこえる)を弁護士と支援者代表で提出しました。
そして、午前11時20分から50分まで、傍聴券の抽選番号が配布されました。
この日傍聴席32席に対して約70名の傍聴希望者が並び、午前11時50分過ぎに当選番号が公表されました。
また、午後1時15分から福岡地方裁判所前の公道で、約50名の参加で、門前集会を15分ほど行いました。
グエットさんの刑事裁判第6回公判は、午後2時から午後2時45分、福岡地方裁判所911法廷で、テレビの冒頭撮影が数分行われあと、46の傍聴席(一般傍聴席32、特別傍聴人席2、司法記者籍12)が埋まる中で開廷しました。
検察官は 最終意見陳述でリンさんの最高裁判決(2023年3月24日)の枠組みの中で、「隠匿」による死体遺棄罪の成立を15分ほど主張し、懲役1年6月を求刑しました。
これに対して、グエットさんの弁護団弁護士は、起訴状で「投棄」しか記載しておらず、第1回公判の冒頭陳述でも「ごみ箱に遺体を投棄し、ごみ箱の中にあったケーキの箱をその上に置いたという一連の行為としか主張していなかったのに、検察官が突然、最終意見陳述で「隠匿」による死体遺棄罪の成立を主張したことを批判した上で、リンさんの最高裁判決(2023年3月24日)の論旨に基づき、グエットさんの当日に行った行為、及びその意思の双方において、死体遺棄罪の「遺棄」に該当せず、グエットさんは無罪であることを30分ほど詳細に主張しました。
(詳細は、弁護人の弁論要旨参照)
その後、被告人であるグエットさん自身が、裁判官3名を前に、ベトナム語で「私はこどもを捨てることはしていません。
子どもを捨てることも考えていませんでした。私は無罪です」と意見を述べました。
裁判長が、審理の終了を述べて、判決は、2025年3月7日金曜日午後2時から午後3時、福岡地方裁判所911法廷で行うと宣告して閉廷となりました。
公判終了後の報告集会は、福岡科学館6階ホールで、当初の午後3時30分開始を15分早めて、午後3時15分から、会場内参加約70名(主催者側を含めて)また、オンライン参加22名の90名をこえる参加で行われました。
この集会では、弁護団弁護士より、検察官の最終意見陳述の内容の説明と批判、弁護団の最終意見陳述の主張の要旨の説明、そしてグエットさんが、法廷以外にはじめて、報告集会に参加し、自ら考えたアピール文を日本語で読み上げました。
その後各地の支援団体代表や支援者の連帯のアピールが行われ,カンパをよびかけたとところ、カンパ金2万6879円が集まりました。
そして、午後4時40分頃終了となりました。
この事件は、2024年2月6日の逮捕、2月27日の起訴、5月14日の第1回公判から2025年1月15日の第6回の公判を経て結審し、2025年3月7日金曜日午後2時から、福岡地方裁判所911号法廷で、判決宣告公判が開かれます。多くの方の参加を呼びかけます。
時:2025年3月7日(金)午後2時
所: 福岡地方裁判所911号法廷
皆さんこんにちは。 本日の集会にご参加いただき、皆さん、ありがとうございます。
この困難な時にいつも私のそばにいて助けてくださってありがとうございます。
今日、私は勇気を持って自分の意見を表明するためにここに来ました。
2024年2月2日子どもを死産した日、私は怖くて、悲しかった、体がきつくて、何をしたらいいかわかりませんでした。
しかし、私は自分の子どもを捨ててはいません。
私は子どもを捨てるという考えはなかったので、無罪を主張しました。
また、私は妊娠中の外国人労働者が保護されるようになり、一人で出産する女性が逮捕され罰せられるのではなく、保護され、助けられるようになってほしいので無罪を主張しました。
私が、無罪判決を勝ち取れるよう、皆さんが引き続き支援し、私にもっと力を与えてくださることを願っています。
本当に皆さんに感謝しています。
2025年1月15日
グエン テイ グエット
グエットさんの無罪を求める署名活動と、支援のための寄付をお願いしています。
詳細は、こちらのページをご覧ください。
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